Chiaki Photo

Chiaki Photo BLOG

全世界出張型フォトグラファーのChiakiのブログです!日々感じること・写真について書いていきたいと思います♡

千明の素直なきもちvol.5 〜わたしが、死んだら〜

片付けをすると
いっっつも良いことが起きる。

 

 


 

この療養中に
体力と気力を見つつ
気分を大切にしながら
すこしずつ すこしずつ
片付けと断捨離をしていた。


実家に帰った時に
本の整理をすこしした


ずっと前に買って
読んでいなかった本が出てきた。


ひすいこたろうさんの
『あした死ぬかもよ?』

https://www.amazon.co.jp/あした死ぬかもよ-ひす…/…/4799312626/ref=nodl_


新潟の知り合いで
ひすいさんのことが好きな方が
とても多くって
勧められたこの本を
四年ほど前に買った。

 

けど、数ページで読めなくなってしまった。
正直に言うと
こちらに明らかに意識を訴えかけてくる
その題材と雰囲気が
当時のわたしのテイストに

合わなかったのだ。
(買っておいてなんだよ!って感じだけど😂)

 


今回再会した時
そのままサラッと
売ろうと思ったんだけど
せっかくだし、少し読んでみるか…
と、パラパラめくってみることに。

 

その中に
自分の死亡の新聞記事を書いてみようという
項目があった。

 

自分が死んだあとのことを想像してみる。

 

そこで自然と浮かんだお葬式の図。

 

 


  


わたしは、とても静かにこの世を去る。
みんなはそんなに泣いたりしない


「そっかぁ…亡くなったんだね」


ってみんな穏やかに空を見てる。
なにかを噛みしめるように

 

時間をつくれて
気持ちが合った人たちが
お葬式に来てくれる


わたしが撮った
その人の写真で
とっておきのお気に入りの一枚を
みんな持ってきてくれる。


みんなが胸に
自分の写真をやさしく持って
祭壇を見つめてくれる。


自分のいのちを抱いて
わたしの死を感じてくれる。

 

その写真を式場に飾ってくれる。

 

お別れが近づいた時
電気を暗くして
一人一本ローソクに火を灯して
静かに 自分の生と わたしの死 を見つめる。

 

お花と写真とローソク
桃源郷みたいな光景🕯💐

 


最後にその写真を
棺に入れて欲しいかな?
って考えたけど
入れて欲しくはなかった。

 

生きているみんなは
連れて行きたくないなぁ

 

わたしは持っていくのは
想い出だけでいいや

写真なんかには残せてない
たくさんの美しい瞬間が繋がって
最期を迎えたから。

 


集まった写真は一冊のアルバムにして
自分の子どもに持っていて欲しいなぁ
(まだ出逢えてないけど)

 


それか みんな自分のおうちに
その写真を飾って欲しいな。

 

 

そんな想像をしたら
最高にいい映画を
一本見た気分になった😳

 


 


 

 


わたしにとって
いちばんうれしいなぁ、って
密かに思っていることがある。

 

いつか撮影させてもらった方が
亡くなったその時に
遺影に使ってもらえたとして。

 

その人のひ孫とか
未来になにかの繋がりがある誰かが
わたしが撮った写真を見て


「へぇ、これが私のひいばあちゃんかぁ。
素敵な人だなぁ…
どんな人だったんだろう?
この人がいるから私がいるんだなぁ
ありがとうございます」


って その人の人生に
想いを寄せてくれたとしたら
こんなに嬉しいことはありません。

 

わたしが撮ったということは
知られてなくて全然いい

わたしは透明な存在だけど
たしかにそこに在るから。

 

 


 

 

人間だから
わたしが わたしが!
ってなる時も勿論あるけど
透明でありたいな、と思う。


もちろん わたしの色はつくのだけれど
透明な色で世界を眼差せたらな、って思う。



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P.S. 別に思いつめて書いてはいませんので
ご安心ください😂笑