Chiaki Photo

Chiaki Photo BLOG

全世界出張型フォトグラファーのChiakiのブログです!日々感じること・写真について書いていきたいと思います♡

目に見えない世界のおはなし6 〜警告〜


※今回のお話は
 結構怖いかもしれません。
 私にとっては
 大事なキーポイントの
 ひとつだと感じたため
 そのまま
 書かせてもらいました。
 
 敏感な方・苦手な方は
 読むのを控えた方が
 いいかもしれません。
 あと 夜はやめた方がいいかもね!
  

 前回までのお話はこちら↓

chiakiphoto.hatenablog.com



 


  
 
ちゃぱうぉにか始動の
短く長すぎる旅を終え
新潟市にある
まゆさんの実家に
たどり着いた時
 
夜は更けすぎていて
もはや朝が近い時刻になっていた。
 
 
まゆさんちは
家族経営でコメ農家を
やっている。

家の作りは 
昔ながらの
日本の農家、という感じで
とても広くて大きい。
 
トイレは男性用・女性用と
2つ隣同士に並んでいるほどだ。
 
きっと昔はたくさんの人が
このお家を訪れて
農作業をしていたんだろうなぁ
という事が伺える。
 
外からの光は
そんなに入りにくくて
土の力が強い感じというか
重厚感のあるお家だ。
 
 
「ただいまぁ…」


ヘトヘトになりながら
2階のまゆさんの部屋にあがる。
 
そこには 
あたたかいお布団が
2つ準備されていた。
ゆ、ゆ、由美子さん…!!😭
愛しすぎてる…!!
(まゆさんママの名前です)
 
「あぁ。。。
 実家ってやっぱりいいなぁ」
 
と偉大なる母の優しさを
噛み締めた。
 
 
そうして
私たちは
泥のように眠った。
 
 


  
 
 
目を覚ましたのは
昼過ぎだったと思う。
 
あんなに疲れていたのに
変な身体の状態に
なってしまっていたのか
思ったよりは
長く寝れなかったようだ。。
 
 
 

1階にある居間に降りると
私たち以外は誰もいなかった。
皆 田んぼに出ているようだ。
 

机にはなんと
お昼ご飯が
ラップをしておいてあった。
や、や、やさしすぎる。。。😭
由美子さんはいつもそうなのだ。

 
気づけば
朝・昼・晩ごはんを
準備してくれて
台所や居間においてくれている。
しかも、主菜 副菜 汁物
そして美味しすぎる自家製のコシヒカリ
バランスよく!
 
 

まゆさんいわく
 
「農家ってほんと
 いろんな人が家に来すぎるから
 こういうの習慣になってるんだよね。
 別に気を遣ってるわけじゃなくて
 何も言わなくても
 勝手にやってくれちゃうんだよ。
 まゆは4人兄弟の
 一番上なんだけど
 小さい頃はほんっっっと
 親戚の子どもも大量に来て
 うちで遊んでたから
 マジで動物園状態だった!
 ママ、絶対大変だったと思う」
 
とのこと。
 
 
う〜〜ん…
福岡の住宅地育ちの私からすると
想像ができない。。
 
 

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生まれも
育ちも
年齢も
性格も、
全く違うわたしたち。
 
 

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(泊めてくれた人のお家でちゃんちゃんこを借りてゴキゲンの図)

 
2ヶ月ほど前の2016年2月
ひょんなきっかけで
イベントを一緒に主催することが決まり
そこから急接近。
 
直接会って
一緒にいるようになってからは
まだ、1ヶ月ほど。
 
 
実際に知り合ったのは
2015年の8月頃
私が会社を辞めた頃なんだけど
その時は
一瞬顔を合わせたくらいで
全然話さなかった。
 
 
 
まだまだ知らない
お互いのことが
たくさんある。
 
 
でも、信じられないくらい濃い
謎の時間を
一緒に過ごしてるな。。。

普通の人でいう
一生分くらい
一緒にいる気がする、すでに。笑
 
 
 


  
 
 
お昼ご飯を食べ終え
満腹になった時
また眠気が襲ってきた。
身体が変にダルい。
 
 
「まゆさん。。。
 私お昼寝するね」
 
「ちーちゃんホント
 この旅の最中
 あんま寝てないもんね。
 ゆっくりしてくれ〜」
 
 
居間の隣にある
暗めの部屋に移動して
ゴロンと寝っ転がる。
 
 
その間も
頭にはいろんなことが巡る。
 
 
…いやいやいや
もう考えてもわからない。
とにかく今は休むことが
先決だ。。。
静かに目を閉じよう。
 
 
気づけば
眠りに落ちていた。
 
 
 


  


 
 
ふ、と気づくと
そこはあの子の家だった。
昨日看病をした、あの子だ。
 
 
私とその子は2人
横並びで
体操座りをしている。
 
 
「いや、本当にいろいろと大変だったね
 今回は…」
 
「迷惑かけちゃってごめんね
 本当にありがとう」
 
「ううん、全然大丈夫だよ
 具合良くなって
 ほんとうによかったよ」
 
 
…どうやら昨日
その子と2人で
いろんなことを話したシーンに
フラッシュバック、しているようだった。
 
 
「でもさぁ…
 やっぱりあんなに急に
 具合が悪くなんて
 少し変だよ。
 何か思い当たること
 あるんじゃない?」
 
「う〜ん…あるかもしれない」
 
「…ほんと?」
 
「もしかしたら…」
 
 
 
ドクン!!!!!
 
 
その子が
口を開きかけた瞬間
 
私の心臓が
突然 波打った。
 
身の毛がよだつ。
 
全身が
謎の警告音を発している。
 
 
まずい。
まずい。
まずい。
 
 
「もしかしたらなんだけど…」
 
 
 
だめだ、それ以上言っちゃダメだ
お願い、もう何も言わないでー
お願い………
 
 
 
 
 
 

 
 
「霊的なものも
 あるのかもー」
 
 
 
 
 
 
 
その子がそう言った瞬間
 
 
 
 
 

左奥の方にうごめいていた
黒い大きな塊が
ものすごいスピードで飛んできて
私にのしかかった。
 
 
 
 
「!!!!!!!」
 
 
 
 
それは男の人のようだった。
 
カタチとしては
はっきり認識できないけれど
ものすごい勢いがある。
私の顔の目前
ほぼ隙間がないくらいの近い距離で
ものすごい重圧をかけてのしかかり
血走った目で
私を見ている。
 
 
 
重い
暗い
怖い
近い
近すぎる
やめて
動けないよ
息ができないよ…!!!
 
 
 
 
ごめんなさい
 
ごめんなさいっっ
 
助けて…助けて…!!!!!
 
 
 
 
 
 
「ちーちゃん!起きて!」
 
 
 
 
 
はっ!!!!!
 
 
 
目が開くと同時に
身体が動くようになった。
そこにはまゆさんが立っていた。
 
 
「まままままままままままままm
 まゆさんんんんんんん〜〜〜!😭😭😭」
 
 
「えっ?どうしたの?」
 
 
「たすけてぇえええええええ
 金縛りにあってた
 いま、幽霊が…
 幽霊みたいなのがきて…
 死ぬかと思ったぁあああああ😭😭😭」
 
 
震える子鹿のようになった私は
全身の力が入らないまま
まゆさんにしがみついた。
 
 
「まじ?大丈夫だよ
 まゆがいるから」
 
 
力強い生命力のある声
少し怒ったような
低いその声の響きで
空間から
何かが跳ね返されていく。
 
 
ま、まゆさんの安心感と力
はんぱねぇ。。。😭
この人一体なんなんだ?
 
 
 
プルプル震えながら
居間に移動する。
 
 
 
「まゆさんんんんん😭
 もう嫌だぁああああ
 あのね、実は……」
 
 
半泣き呆然とした状態で
見た夢のことを話した。
 
 
「そっか。
 でもまゆがいるから大丈夫。
 生きている人間が
 一番強いから!」
 
 
まゆさま。
もはや
生きる除霊機と呼びたい。←
マジ助かった。。。(;_;)
 
 
と、そこに
まゆさんのお父さんである
松春さんが登場した。
 
 
「たっだいま〜
 あ〜、なんだ、おめ帰って来てたのか。
 お、千明ちゃんもきとったんか〜」
 
「あ、パパおかえり〜
 帰って来たよ〜!

 実はいまちーちゃんが
 怖い目にあったんだって

 お化けがきたって」
 
「ま、ま、まつはるさん。。。
 たったいま
 隣の部屋で寝てたら…」
 
 
事情を説明すると
一言。
 
 
おめ、その部屋で寝ちゃ
 だめらて〜!
 その部屋の更に奥の部屋に
 霊道?が通ってるらしいんだよ〜
 昔そういうの見える人に言われたんさ〜
 俺も小さい頃
 その奥の部屋で寝てたんだけど
 死んだじいちゃんとか遊びに来てたもんな〜」
 
 
 
!!!!!!!!
 
 
その奥の部屋、は まさに
私にのしかかってきた黒いものが
飛んで来た方角にあった。
 
 
 
ちょっっっ
早く言って〜〜〜!!!🤯😭🤯😭🤯😭
 
 
 
「だからいつも言ってたろ〜?
 下の部屋で寝るな
 上で寝れってさ〜」
 
 
 
た、たしかに
まゆさんちに遊びに来ると
松春さんはいつもそう言ってたわ。。。
そんな理由だったなんて…
 
 
 
てか、全然霊とかわかんなそうな
松春さん(野生のポケモンっぽい)ですら
何かがいるって感じてしまうほどって
相当なもんでしょ。。。
 
 
 
 
脱力。
 
 
 
しかし
この体験。
怖すぎたけど
何かのメッセージっぽい気がする…
 
 
すこし冷静に
考えてみよう…
 
 
 
こうして
私は怒涛の日々を振り返り
あるひとつの仮説にたどり着くのだった…
 
 
 
 
…つづく。