千明と徹の珍獣日記 〜第二話 サプライズ結婚式準備編〜
仲間たちとの初ライブ出演が決まった ちゃぱうぉにか・Chiaki。
ライブのテーマは『冠婚葬祭』
ちゃぱうぉにかの担当は『冠婚』パート
ライブの演出でサプライズ結婚式を決行することを決めた彼女たちの運命は、果たしてー？？
（第一話はこちらから↓）
chiakiphoto.hatenablog.com
作戦はこうだった。
『冠』パート
CHAPAWONICA王国を舞台に繰り広げられる物語。
成人式の『冠』を授ける、という意味から
まゆちゃぱうぉにか王が人間国（ライブに来てくれたお客様）の悩みをアンケートで募集し、それをまゆさんお得意のぶっ飛んだポジティブ解釈に変換し、表彰。
最後の悩みで「千明が結婚したかったのに結婚破棄をされた話」をぶっ込み
『婚パート』へ移行。サプライズ結婚式へと向かう。
最後は結婚式が成功してもしなくても ちゃぱうぉにか初の作詞作曲に挑んだ『らぶ＆ぱぽぷ』を歌って踊り、終了。
この『らぶ＆ぱぽぷ』
北海道が生んだ奇才・シンガーソングライターKuri Akitayaに
サビのメロディーラインと歌詞を作ってもらい
千明が初の作詞作曲に挑んだ作品だ。
かかった時間は300時間
ガレージバンド（作曲アプリ）をくりに教えてもらいつつ手探りで触り
寝る間を惜しんで命をかけて夢中でつくった一曲。
作品へのこだわりが爆発し
「ここのエコーをあと0.1秒長くしたい！どう操作すれば・・」
「この無料でとってきた効果音のキーが低い！どうにかいじれないだろうか」
「この音、どうすればダサくなくなるんだろうか・・ここのアクセントの問題か？」
など徹底的にトライ。
最後の音のミックスに関して、私の愛するYKJシュウゴさんにアドバイスをもらいに行った時に
「初めてでこの音の重ね方や凝り方はやばすぎるね。ちーちゃん、シムシティとか好きだったでしょ？もはや、ゲームをやりこむくらいの感覚じゃないと作れないよ、これは」
とあまりの細かさに絶句された。（ちなみに本当にシムシティは好きだったため指摘されてビックリした）
もともと3歳からピアノ、9歳から10年ほど吹奏楽でトロンボーンをやっていて大のハーモニー好きだった私。
幼い頃から急に音楽が頭の中に立ちあがってきて「うわぁ、この曲つくったら大ヒットしそうだなぁ。すごく名曲」と思いながらもふわっと消えていった曲が山ほどあった。
とにもかくにもハモリが大好きで、カラオケに行くと誰かに主旋律を歌って欲しい派。
トロンボーンのパートリーダーをしながら「あぁーー超綺麗にハモってる・・気持ちよすぎる。温泉だ。」と悦に浸っていた高校時代。
自分が全部の楽器をできなくても、ガレージバンドがあればたった一人でオーケストラやハーモニーが作れてしまうことにめちゃくちゃ感動した。
私の頭の中のハーモニーを具現化できる手段があったなんて・・！
こんなところで過去の自分の経験が役に立つなんて、思ってもいなかった。
みんなで歌の練習をし、くりに習いながら自宅でレコーディング。
（曲はこちらから聞いてみてね♡歌詞がよすぎて、ここまでうちらの要素を拾ってくれた くりの天才がやばい・・！歌がへたっぴで恥ずかしいけど、本当によくトライしたわ。。。！！）
＊＊＊
らぶ＆ぱぽぷ作詞・作曲 : Kuri Akitaya & Chiaki Toyozumi
編曲 : Chiaki Toyozumi
歌 : Mayumi Yamakura & Chiaki Toyozumi
掛け声 : Kuri Akitaya & Yui Takasaki＊＊＊
飛び出せマイカラー
光より速く飛ばせマイカー
意味なし価値無し二十世紀梨
だって世界はこんなにクレイジー
深刻な顔だね それより遊ぼう
『それめっちゃいいね！天才！で、名前なんだっけ？』とかいって
全力おっけー大丈夫！！（やー！）
無駄無駄無駄のレーザービームで
圧倒的なアイラブミー！
ぱぴぷぺぱぽぷのカラフルワールド
超絶かわいい1000パーセント見に行こー！！(GOGO！！)キラキラキラの身勝手ビームで
圧倒的なアイラブユー！
ぱぴぷぺぱぽぷのカラフルスマイル
空前絶後1000パーセント放とう！！イッツショウタイム ラブ
全員招待 ラララララララブ♡（ハッ！！）
飛び込んでユアカラー
フォローするより追い抜いてみて
身体はピュアのど真ん中へ
いくよ 位置について？ Bダッシュ！
イッツソークール＆イッツソーフール！
揺さぶっていこう
ベイビーよりも生まれたて
まじで最強、私ら本当天才じゃない？？
もはや神様♡♡おっけー大丈夫！！
無駄無駄無駄のレーザービームで
圧倒的なアイラブミー！
ぱぴぷぺぱぽぷのカラフルワールド
超絶やばい1000パーセント全開！！(Non stop ！)キラキラキラの身勝手ビームで
圧倒的なアイラブユー！
ぱぴぷぺぱぽぷのカラフルスマイル
空前絶後1000パーセント放とう！！イッツショウタイム ラブ
はちゃめちゃ状態 ぱぱぱぱぱぱぱぽぱぽぷ
不協和音なんて気にしないでぇー！！
圧倒的な肯定感
キミもワタシも大丈夫♡（オッケー♡）
元気無敵やる気やらない気（やったったった！）
無駄無駄無駄無駄無駄のレーザービームで
圧倒的なアイラブミー！
ぱぴぷぺぱぽぷのカラフル火山
超絶かわいい500000000パーセント ば く は つ！キラキラキラキラキラの身勝手ビームで
圧倒的なアイラブユー！
ぱぴぷぺぱぽぷのレインボー
超絶未来5000000000パーセント つくろー！イッツショウタイム ラブ
全員招待 ラララブ ラブ & ぱぽぷ ♡（ぱっ♡）
＊＊＊
そして、小さい頃から苦手で大嫌いだったダンス。
イベントで踊るたびに「動きが変」と人から笑われ続けていたダンス。
「私も踊れるようになりたい！！」と、力を入れプロダンサー・Pezくんに振り付けとお稽古を依頼。
ちゃぱうぉにかチーム全員でダンススタジオに通いながら自宅で練習。
「その動きは全然かわいくないよ」
「笑顔笑顔！」
監督ゆいぴょんの指導のもと
足にマメをつくりながら、時に悔し嬉し涙しながら特訓に励んだ。
本編に関しては
「当日に演技まで入ると難易度が上がりすぎるから、基本的に舞台ではムービーメインでお話が展開する形にしよう」
ということになり、人生初のムービー作りがスタートした。
台本はみんなで考え、推敲。
写真とイラストを組み合わせながら物語を進めていくことに決定。
それぞれの衣装やキャラ設定を決め、真冬のドカ雪の中、プロフィール写真を撮影。
超絶ポジティブ！CHAPAWONICA王国の王様・MAYU。
手に持っている風見鶏はその時に無料で住ませていただいていたお家のお庭に刺さっていたものだ。
不屈の精神で自らを鍛え続ける武士・Chiaki。
馴染みすぎて、前世があるとしたらやっぱり私は武士だったと思う。
食いしん坊・Kuri。
今回のライブの楽曲の多くを提供する裏ボス。いいとこどりのキャラクターを演じる。
コアラのゆい。
動物占いはコアラ中のコアラ。青空に笑顔が眩しい。
濃い。すでに濃い上に意味不明である。
次はイラストだ。
奇跡的に全員イラストが描けるため、それぞれが自分のキャラクターを描いた。
（こちらは当日限定販売したポストカード♡タッチにそれぞれの個性が出てる！）
「もうちょっとこのシーン、感情込もった目にならないかな？」
「このシーンの背景は、こだわって影をつけてみました」
「この画像の透過お願いします」
締め切りの迫った漫画家の仕事部屋のごとく、みんなで作業に打ち込み続ける。
（小物のイラスト。スーパーアシスタント・ゆいぴょんの才能の多彩さ・・！）
イラストが完成した後は、録音用のマイクを購入しアテレコの声優業に勤しむ。
「そこもうちょっと声のトーン高い方が良くない？？」
「声が揃ってない！もう一回やろう！」
もはや自分たちの職業がなんなのか意味不明になってくる。
（最初から全員職業と呼べる職業はない不思議なメンツではあるが）
そしてこれらを組み立てるべく、初めてのムービーづくり。
Mac用のファイナルカットプロ を購入。
最初は完全に使い方がわからず、手探り状態。
10秒ほどの超単純なものを作るのに5時間ほどかかり「もうイヤだ、これ絶対舞台用の長いムービーなんて作れない」とリアルに半泣きになった。
しかし本気を出すとトコトン派の私は次々に新しい操作を取得。
『すごい、売れないNHKのアニメーションみたい！』というなんとも言えない感想をいただきながら、どんどん完成に近づいていく。
効果音やフリー音源も徹底的に探しまくり
「これはイメージに合わないね・・」
「後少しだけ軽やかさが出るように加工しようか」
「この曲の著作権はどうなってるのかな？」
と日々奮闘。
2018年1月の相模原は極寒で、車が出せないほど雪が積もった。
ゆいぴょんは雪かきをしながらご飯を作り、掃除洗濯をしながら背景の作成などの細やかな部分を担当。
くりはアニメーションの部分を作ったり素材探し、音を細かく調整してくれる。
まゆさんはいばやの解散ライブと祭りパートのダンスも出演という全パート兼任の中、ダンス練習に一緒に励む。
全員がマルチにいろいろな作業ができすぎるため、もはや
『スーパークリエイター集団』
と化していた。
そして、芸やオチも細かい。
些細なところや設定にもこだわり抜いた。
（ムービー中に出てくる魔王。「腕にこっそりアラビア語で魔王の正体描いてみたよ！」と得意げだったくりの表情が忘れられない。魔王の正体は、次のブログの本編ムービーにて♡）
ひとつ、忘れられないエピソードがある。
ライブ本番2日前の出来事だ。
2017年12月31日までCHAPAWONICA WORLDという大きめの展示を開催していた私たちは準備時間が非常に短く、ライブの準備は1月からのたった二週間ほど。
毎日寝る間を惜しんでダンス練習、製作に本気の本気で打ち込み続けていた私たちは、改めて少し落ち着いた状態でほぼ完成したムービーを見ていた。
「・・・・。これさ、やっぱり展開が怒濤過ぎない？」
口火を切ったのは、くりだった。
くり「面白くしよう、自分たちの全力を出そうってしすぎたかもしれない。自分たちでも見ていてついていけないほどの怒濤の展開だね。やり直した方がいいと思う。お客さんに伝わらない気がする」
ちあき「・・・それは正直私も思ったけど、でも現実的に考えてあと2日だよ？2日で作り直すって、ヤバすぎるって」
くり「でもさ、一生に一回のサプライズ結婚式だよ？当日 “どうだろう、ちゃんと伝わるかな・・” って不安で見るより、やれるところまでやった！って言い切って自信を持って披露できる作品に、くりはしたいよ」
・・・・・！！！！！！
くりは、私とゆいぴょんのサプライズ結婚式のためのサポートをしてくれていただけじゃない。これはくりの大事な作品でもあるんだ。それは私たちにとっても一緒だ。
ちあき「・・・確かに、せっかくここまでやったからには人に伝えたい。諦めたくはない。」
くり「今夜と明日、徹夜すればきっともっといい作品にできるよ」
ちあき「くり・・！本当にいいの？」
くり「うん。やろう。私たちの、本気で・・・！！」
ちあき「ここからが、私たちの全国大会だね・・・！！」
もはや完全に運動部の大会前？学園祭の前日の勢い。
相当なる睡眠不足、画面の見過ぎ、頭の使いすぎの状態のまま、本番直前にほぼ徹夜で作業をし続け、台本を変え、できる範囲でベストを尽くした。
朝の光が眩しかった。
この時私は大事なことを学んだ。
200%の本気を出して作品を作るより
120%とか、場合によっては80%くらいがちょうどよかったりする。
200%も本気を出したら、ただでさえ過剰気味なわたしはとんでもなくモリッモリの作品になってしまうのだ。
本気を出すべきところはボリュームではなく、全体の見易さや伝わりやすさだ。
人に伝えるのに大事なのは、引き算。
これは今もよく心の中で復唱する大事な学びだ。
（と言いながらこのブログもりもりではあるが。笑）
そうして
全生命力をかけてつくった作品を手に
ちゃぱうぉにかチームは
一世一代をかけた大勝負・ライブ当日を迎えるのであったー
to be continued...
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〜2/10 関東近辺（ご相談いただければ他県も✨）
2/11〜2/19 ハワイ島 ライフコーチ奥山美樹のリトリートツアー
2/20〜3/19 関東近辺？（他県も◎）
3/20〜3/30？ 福岡近辺
3/31〜4/7 関西＆新潟？
4/9〜 関東近辺？
4/29〜5/2 新潟近辺？
5/3〜 関東近辺？
お近くに立ち寄る際ですと交通費がお安めに撮影できます📸
2019年は徹と一緒に移動することも増えそうなので
全国でMovie & Photoお受付できます😇
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Chiaki Toyozumi
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