目に見えない世界のおはなし1 〜不思議な始まりの虹〜
序章はこちらから↓
あれは2016年3月のことだった。
必然ともいえる奇跡的な展開で
世界にぶるるっ♡と生まれた
アーティストチームCHAPAWONICA
(ちゃぱうぉにか)
メンバーは
人間離れした発想とパワーを持つ
ハッピーレインボーペインター
MAYUCHAPAWONICA(まゆちゃぱうぉにか)
そして
フリーフォトグラファーとして
道を歩み始めたばかりのわたし
Chiaki
何をするかは一切決まっていなかった
ただ、直感で結成したこのグループ
免許を取り立てなわたしが買ったばかりの青い車
CHAPAWONICAR(ちゃぱうぉにかー)
これに2人で乗って
全国・全世界をまわって
超絶面白い未来を見にいこう!
それが、なんなのかはわかんないけど!
そんなノリだった。
私たちが誕生したあの日
たしかに、世界はプルルッ♡と可愛く震えた。
(ibayaの坂爪圭吾さんがその日のことを
少しブログに綴ってくれているよ💕)
(ペイントしたよ💓)
ちなみに
ここに至るまでの物語の数々は
多ッッ大なるエネルギーを必要とするので
また時が満ちたら書きたいと思う✏️
***
Ex.徹くんとの出逢い、婚約、それを結婚直前で取りやめた話
自分と向き合い鬱になり生命の危機に瀕した話
佐渡ヶ島での厳しすぎる修行の日々(珍獣すぎVer.)
お金に関するトライの数々
所持金0円になるべく出かけた海外1年旅
徹くんとの初めての海外旅で打ちのめされて死んだ話
すべての願望は叶ってしまうと知った話
スリランカでとんでもない目にあって精神・身体的に死にかけた話(神様はいる。)
その時に得たお金に関する衝撃の気づき
緊急帰国して触れた 親の偉大すぎる愛の話
心身ともにバランスを崩しアトピーで死んだ話
自分が逃げていたものに気づかされてしまった話
一世一代の覚悟を持ってトライした免許取得で得た真実
無職・無収入から直感で始めたオリジナルスマホケース販売が月100個1年間売れ続けた話(やっぱり神様はいる。)
そこから得た自分でお仕事をするにあたって、ぜっってぇ大切な理論。
不思議な流れでイベントをし、CHAPAWONICAを結成した話
・・・・・。
この時点の項目で濃すぎるわ。笑
でも、これらを一つ一つ放出することで
絶対に世界にとっていいことが起こる!という
謎のレーダーが立っているので
ゆっくり書きます💓
当面は気分がのったものから綴っていって
最終的にはnoteのブログに順番で載せて
ひとつづきの物語にしようと思ってます😉
(買いたての車にご機嫌な私)
てことで、ここから本編です↓
2016年4月。
ちゃぱうぉにかーは走り出した。
初めての旅の目的地は『宮城県』
宮城の友人たちの家を巡りながら
撮影をしたり
お絵かきワークショップをするためだ。
免許を取り立てのわたしと
運転をするのが久しぶりなまゆさん。
サポートとして徹くんが運転手で来てくれた。
…が、カクカクシカジカで
わたしと徹くんは車内で大大大喧嘩。
ち「もう徹くんなんてだいっっきらい!酷すぎるよ!!
今すぐここで車降りてよぉおおお!!」
徹「あぁ、いいよ別に。
俺は高速だろうが下道だろうが
どこで降りたって
ヒッチハイクでどこにでも行けるから。
人に頼らないと生きていけない千明と違ってね!
俺が降りた時に千明たちが無事に
宮城につけるかはわかんないけど。」
きぃいいいいいいい😭!!!
そんな私達の激しいバトルを横目に
涼しい顔をしているまゆさん。
(ほんと放置してくれるの助かりました。。
よく喧嘩三昧のうちらと一緒にいれてくれたわ😂)
辛すぎて刺さりすぎて涙が止まらない。
もうやだ、こんな旅やだ。
せっかくの始まりなのに
なんでこんなに最悪なの?!
泣きすぎてしゃくりあげながら
外を見た瞬間
目の前に
大きな大きな虹がかかっていた。
ち「うわぁ、めっちゃ綺麗…!」
ま「わー、本当だ!
…って、ダブルレインボーじゃん!
下にもはっきり虹が見えるね」
ち「すごいすごい…」
嬉しくなって、写メを撮る。
少し進むと、今度は反対側の空にも
まぁるいダブルレインボーが。。。
ち「えっ?!あっちにも2つ虹出てるよ!どういうこと?」
ま「ほんとだ!こんなの初めて」
そして少し進むと
なんと
ただの地面にも
虹がかかっていた。
嬉しそうにキラキラと輝いている。
(普通だったら虹とか出なそうな謎の位置)
徹「すごいね、10分以内に
一気に5つも虹、見てるね」
なんでこんなに悲しい気持ちだったのに
たくさん虹が見えるんだろう・・?
こんなの人生で初めてだ。
おかしい。
なにかがおかしい気がする。
山あいを抜けて田んぼ続きの平地に出ると
そこには最初見た大きな大きな虹のふもとが
ハッキリと見えた。
ち「すごぉおおおおおい!
虹のふもとまで車で行きたいっっ!」
徹「嫌だ」
ち「なんで?!ここ真っ直ぐいけばいいだけじゃん!
お願いっ、行ってみたい!
虹のふもとにたどり着けそうなんて初めてなの!」
徹「…めんどくさいなぁ、どうせ見えなくなるよ」
ち「見えるって!行けるって!
一生のおねがい〜〜〜!!」
ため息をつきながら
虹に向けて車を走らせ始める徹くん。
なんだかんだ優しい😂
ついに、ついに夢が叶う・・
虹の根っこに立てるんだ!
…と思いきや。
近づけば近づくほどに
虹は薄く、見えなくなっていく。
ま「あぁ…残念、間に合わなかったね」
虹があったふもとでは
ほっかむりをしたおばあちゃんが
田んぼ仕事をしていた。
広がるのは
穏やかで普通の日常。
おばあちゃんは暑そうに
少ししかめっつらをしていた。
夢、散る。
仕方なく道を引き返す。
すると
一度見えなくなった虹は
だんだんと色濃くなっていくではないか😳!
離れきった時には
また綺麗な七色が見えた。
ち「あれっ…?!まだ虹ある」
徹「だから言ったじゃん。
虹は近づいたら角度で見えなくなるんだよ。
そうやって欲深く近づくよりも
遠くから眺めている方が綺麗な景色が見えるの!」
そ・・・そうだったのか・・・!!
そしてその瞬間、ハッとした。
あの虹のふもとのおばあちゃんは
まさか自分から虹が出ているなんて
夢にも思っていないのでは…?!
ただ淡々と普通の日常を過ごしているだけ。
なのに遠くから見ている人は
「わぁ〜、虹綺麗だね!
ふもとに行ってみたいね」
なんて話しているのだ。
私たちも気づいていないだけで
遠くから見たら実は
『虹のふもと』に立っているのかもしれない。
この時にふと神様に
「ちゃぱうぉにかーは、虹をかける車です」
と言われた気がした。
私は小さい頃から虹が大好きで
ペンを持てばいつも紙を虹色に染めていた。
まゆさんも虹が大好きで
虹をモチーフにした絵がたくさんだった
(むしろほとんど?)
(CHAPAWONICA結成のきっかけになったiroiro carnival
この時も背景にはまゆさんの描いたダブルレインボーが…😳)
私たちがこれからいく先々には
虹がかかっていく
でも私たちはそのふもとにいるから
虹は見えない
そんな予感がした。
(まゆさん作・CHAPAWONICAのアイコンの絵。
この時のエピソードがモチーフになってます🌈✨)
「いい?千明。
俺の虹も近づくと見えないんだよ」
と徹くんに言われ一瞬
「てめぇこのやろう!!黙りやがれ!!」
とブチっときたけど
でも、確かにその通りかもしれない。
近くにいるとムカつきすぎて喧嘩ばかり。
「こんなやつと一緒にいたくねぇええ」
ってなっちゃうけど(笑)
離れるといつも徹くんは
キラキラ輝いて見える。
強烈に光がぶわぁっと
出ている感じがするのだ。
それはたしかに虹に近い・・のかもしれない。
本人に言われると腹たつけど😂😂😂
「祝福されてるねぇ」
だんだんと薄くなる虹を見ながら
まゆさんは言った。
こうして私たちは無事に
目的地・宮城県にたどり着いたのだった。
これからまさか
あんな事が起こるなんて
思いもせずに…
つづく。
(アプリに激ハマりして大爆笑してた日々。)