Chiaki Photo

Chiaki Photo BLOG

全世界出張型フォトグラファーのChiakiのブログです!日々感じること・写真について書いていきたいと思います♡

目に見えない世界のおはなし5 〜黒猫のサイン〜

目に見えない世界のおはなしシリーズ
前回までのお話はこちら↓

chiakiphoto.hatenablog.com


 
 


  


銭湯に向かう前
その子の様子をチラリと見る。
 
死んだように
すやすや眠っている。
 
 
「…うちらがいない間に
 具合悪くなって
 大変なことになったりは、
 もうしなそうだね」
 
「そうだね。
 塩もまいて
 空気も良くなったし。
 書き置き残して
 出かけよっか」
 
 

 
『どうかこのまま
 深く眠れますように
 変なものがきませんように』
 


密かに念じて
家を出た。
 
 


 
 
 
近所のローカルな銭湯について
2人でお湯に浸かる。
 
 
あぁぁああああ
気持ちいい。。。
ようやくホッと一息つける。
 
 
 
その途端
私の身体は
ビリビリと痺れ出した。
 
内側から外に向かって
ぞわわわっと
何かが抜けていく。
 
 
「…まゆさん
 ここ電気風呂じゃないよね?」
 
「え?普通のお風呂だよ」
 
「私なんか
 めっちゃ痺れてるんだけど。
 まゆさんは平気?」
 
「まじ?
 まゆは痺れてないよ!
 でも 重たかったものが
 スッキリしていく
 気持ち良さがめっちゃある!」
 
 
水の威力はんぱなし。
2人とも疲れすぎていて
言葉少なに
ただただ湯船に
身を任せた。
 
 


  
 
 
「いや〜〜めっちゃリフレッシュしたね!」
 
「ね!
 でも流石にまゆ
 眠たくなってきちゃった…」
 
「そりゃあそーだよね。
 連日のハードスケジュールに
 今日の睡眠2時間くらいだったもんね」
 
 
お腹に優しそうな食材を買って
家に戻ると
その子は既に
目を覚ましていた。
 
 
「わわわ、大丈夫だった?
 具合はどう?」
 
「本当にありがとう〜。。
 だいぶん良くなったよ」
 
顔色も血の気を取り戻している。
 
「びっくりしたよ!
 こんな風に具合悪くなることって
 今まであったの?」
 
「いや、ない…私もびっくり」
 
「そっかぁ。
 ねぇ、吐いてた時のこと
 覚えてる?」
 
「う〜ん…
 具合悪すぎて
 それどころじゃなかったかも」
 
 
少しお話しして
まゆさんは
眠たいから休むね、と
車に行った。
 
 
部屋には私とその子だけが残った。
 
 
「あのさ…
 今回のやつ
 原因不明でこんなにいきなり
 具合が悪くなるって
 ちょっと変だと思うんだ。
 最近ストレスとか
 悲しいこととか
 何かあったりした?
 もし私でよかったら
 話してくれたらうれしいな」
 
 
 
少しずつ
ポツリポツリと
その子はお話ししてくれた。
 
 
最近本当に
大変な出来事が
起きたということ。
自分でもどうしようもない
想いや葛藤を
抱えていたということ。
 
 
3時間くらいゆっくり
話したと思う。
 
 
私はその子の気持ちを思うと
胸がキュッとなって
ただ聞くことしかできなかった。
 
 
 
なかなか人に話せなかったであろう
出来事たち。
いまここで少し出せてよかったなぁ。
 
 
 
まゆさんが目を覚まして
部屋に戻ってきた。
 
 
 
私たちが感じたこと
 
般若みたいなお面と
その子の顔が
くるっとまわって
入れ替わって見えたこと
 
黒い大きな何かを吐いていたこと
 
それらが何なのかは
私たちにはわからないけれど
とにかくゆっくり休んで
自分を大切にして欲しいということ
 
 
そんなことを伝えた。
 
 
 
「もう体調大丈夫そうかな?」
 
「うん、大丈夫だと思う…」
 
「そうしたら、私たち行くね
 仕事は少しおやすみできたらいいね。
 もし何かあったら
 またいつでも電話してね」
 
 
この場所に
看病のために数日いても
逆効果になる気がした。
いまは
ゆっくり一人の時間をとることが
その子にとって大切だと感じたんだ。
 
 
 
こうして私たちは
その子の家を出たのだった。
 
 
 


  


 
 
時刻は夜中の12時すぎ。
私たちは海岸線沿いを
走っていた。
 
目的地は
新潟県新潟市にある
まゆさんの実家。
 
 
切り立った崖の下
押しては引く波は
空の色に近い黒色だった。
舞い上がる波しぶきの乳白色が
どんどん形を変えていく。
 
4月中旬だけれど
夜はまだ少し肌寒い。
 
 
 
「…ねぇ、まゆさん
 これ怖くて言えなかったんだけど…」
 
「ん?なぁに?」
 
「ちゃぱうぉにかってさ…
 なんていうか
 もしかして霊能系なの???
 
「わかんない…
 こんな感じとは思わなかったんだけど」
 
「こんな展開になるなんて
 予想外すぎて
 本当に意味わかんない。。。
 ていうか
 もし霊能系だとしたら
 めっちゃ嫌なんだけど…
 私お化けとか幽霊怖いし
 本当に苦手だから嫌!!」
 
「う〜ん…でもほんとにお化け系なのか?
 あの吐いた黒い塊…
 お化けではない気もするけど…。
 どっちかっていうと
 その子の中にたまってた
 色んな想いみたいな感じ…?」
 
「でも、それだけでもなさそうだったよねぇ
 なんか般若のお面とか
 鬼とかの感じもしたし…
 妖怪???」
 
「妖怪って何?
 てか般若と鬼もなんなのか
 実際何も知らないんだけど」
 
「私も何も知らないよ!
 もう理解の範疇超えすぎてる」
 
 
私とまゆさんの
「これだぁあ!」という
直感のもと
奇跡的な流れで世界に誕生した
アーティストチームCHAPAWONICA
 
 
「なんかうちらがつくる未来が
 世界を面白く
 揺らしちゃう気がする!♡」
 
 
とアート活動を
スタートさせたつもりだったのに
 
 

まさかの。。。。
まさかの。。。。。。
 
 
 
新連載☆霊能系漫画 ちゃぱうぉにか
始まるよっ☆★
 
 
 
みたいなノリなのか?!?!?!😂
それは絶対嫌だぁあああああああああ😭😭
怪しすぎるし
意味不明すぎるし
人にあんま話せないよ
こんな体験!!!
 
 
うちら
可愛く世界をつくっちゃう♡
ガールズ系アーティスト✨
的なノリだと思ってたよ?!?!
 
てかそうでありたいよ!!!
 
 
私たちがこれから見る未来
どうなっていっちゃうんだろう?
マジで何が起こるんだろう…?
 
 
この時の
言葉には到底できないであろう感覚と
波の音と色は
しっかりと身体に
刻み込まれている。
 
 


  
 
 
まゆさんのお家まで
あと1時間ほどになった時。
 
 
なぜか急に黒猫が脳裏をよぎった。
右の家の陰からピョン!と飛び出して
走っていくイメージ。
 
 
およよ…?
なんか気をつけたほうが
よさそうな予感がする…
 
 
スピードを落として
注意しながら運転する。
 
が、気配はない。
10分ほどして
気のせいだったかな…と思ったその時
まさに、右の家の陰から
黒猫が飛び出してきた。
 
イメージに浮かんだ
角度そのものだった。
 
やっぱり!と、ブレーキをかける。
猫は足早に駆け抜けていった。
 
 
…危ない。
普通に運転してたら
引いてそうなスピード感だった。
 
 
 
 
…心のどこかで
気のせいであってほしいと思っていた。
 
でもこれはもう
やっぱり気のせいじゃなさそうだ…。
 
 
 
ため息をつく。
もう頭はまわらない。
 
 
早くまゆさんちについて
とにかくゆっくり休みたい。
今は何も考えられない。。。
 
 
 
 
まゆさんちに行けば
もう大丈夫だろう
 
 
 
そう思っていた。
でも
まだ物語は終わっていなかった。
 
 
…まさか
まゆさんちでも
あんな目にあってしまうなんて…
 
 
 
 
あぁ
神様
 
わたしたちは
どうなってしまうのでしょうか?
 
 
 
 
…つづく。
 
 
 
 

f:id:ChiakiPhoto:20191030145602j:plain



 


  


 
 
書いてる私が
改めて
マジでやべーーーな。と思った。
 
なんかもう
ここまで生き抜いて
大冒険してきた自分に
心からの拍手と労いを
おくりたい。
  
 
そしてこんだけのものを
ずっと抱え続けていた自分に
ビビる😂
 
 
そりゃあバランスも壊すよね。笑
アトピーくらい出るわ!!!!
 
 
 
もうとにかく
好きなだけゆっくり休んでくれ〜
わたし。。。

 

目に見えない世界のおはなし4 〜真夜中のレスキュー隊〜

次の目的地は
私よりすこし年下の
女の子のお家だった。
 
私たちが主催したイベントに
遊びに来てくれて知り合い
 
「東北に来るなら
 プロフィール写真撮ってほしいな!
 よかったらうちに泊まりにきて〜!」
 
と声をかけてくれたのだ。
 
私もまゆさんも
その子と会うのは
これが2度目。
 
1度目は人がたくさんいて
そんなには話せなかったので
その子がどんな人生を歩んでいるのかは
全然知らないままだった。
 
 


  
 
その子の家に着いたのは
夜の11時頃だった。
 
 
「いらっしゃい〜
 久しぶり、元気〜?!」
 
「元気〜!
 ほんと呼んでくれて&
 泊めてくれてありがとう!
 夜中になっちゃってごめんね」
 
「全然大丈夫!
 私はもう
 夜ご飯食べちゃったんだけど
 2人は食べた?」
 
「あ、うん!
 うちらも食べてきたから
 お構いなく」
 
 
たわいのない会話から始まり
明日の撮影は
どこでどんな感じで撮ろうか〜
なんてことを、ゆるゆると話す。
 
 
「実は今回がちゃぱうぉにか始動の
 初旅なんだけど
 既にめっちゃくちゃ
 色んなことがあったんだよ!😳
 私もまゆさんもビックリでさ…
 なんかすごい世界に
 足を踏み入れちゃったかもしれない」
 
「そうなんだね〜
 いろいろ聞きたいなぁ!」
 
「私もいろいろ話したい♡
 し、話も聞きたいよ〜!
 でも 今日はもう遅いし
 明日撮影だから
 お肌のためにもゆっくり寝よう!笑
 また明日たくさん話そう〜✨」
 
 
少ししかお話ししていないのに
気づけば時刻は12時過ぎ。
私とまゆさんは疲れすぎて
お風呂に入る元気がなく
明日の朝お風呂借りよう!と
そのまま寝ることに。
 
たしか
ワンルームの部屋に
3人で雑魚寝をしたと思う。
 
 
 
速攻で眠りに落ち
しばらく経った頃
突然の呻き声で
私は目を覚ました。
 
 
 
蚊の泣くような声で
その子が呻き声をあげていたのだ。
 
 
「どしたの…?」
 
「ん〜〜…ん〜〜…」
 
 
大量の脂汗をかいていて
真っ白な顔をしている。
 
 
「大丈夫??
 どこが苦しいの?」
 
 
「うぅっ……」
 
 
これは何も話せなさそうだ…
なんとなく吐きそうな気配を察知し
ゴミ箱をそばに寄せる。
 
 
「まゆさん、起きて…!
 すっごい具合が悪そうなの」
 
 
「ん〜…まじ?
 大丈夫?」
 
寝ぼけ眼のまゆさんが
目を覚ました。
 
 
うなり声は大きくなる一方。
 
 
これは普通の状態じゃないね
何か大変なことが起こってそうだ。。
病院にすぐに連れて行った方が良さそう
それか、救急車を呼ぶレベルかもしれない…
 
 
その子の背中をさすりながら
どうするかを話し合っていた時
 
 
 
その子の顔つきが
ぐわぁあああっと変わった。
 
ものすごい禍々しい覇気みたいなものが
ぶわっと渦巻いたのだ
 
 
「#&5%.*:・!!!!」
 
 
言葉にならない叫び声をあげて
その子は
ゴミ箱に一気に嘔吐した。
 
 
 
その瞬間
嘔吐物ではない
なにか黒いものが
ぶわぁああああっと
身体からゴミ箱に出て行くのを感じた。
 
 
「・・・!!!!」
 
 
唖然とする私とまゆさん。
その直後
その子は普段の顔つきに戻っていた。
 
 
「だ、だ、大丈夫?!」
 
 
「う〜ん…
 無理ぃ…
 お腹痛いよぅ…」
 
 
ようやく話せるようになった!
慌てて水を持ってくる。
 
 
「お腹が痛いんだね…
 昨日の夜なんか変なもの食べた?」
 
「なにも…
 もう無理っっ」
 
「救急車呼ぼうか?」
 
「やめて…」
 
「でも、本当に辛そうだし
 普通じゃないよ!
 夜中の緊急外来探してみるよ」
 
 
時刻は夜中の3時。
全く知らない土地で
受け入れてくれる病院を探し
電話を何件かかけるまゆさん。
 
 
その間 背中をさすっていると
その子が叫んだ。
 
 
「触るな!!」
 
 
…!!
突然のドス黒く野太い声に
思わず身体がビクッと硬直する。
普段はとても可愛いその子が
また、見たことのない
鬼のような形相に変わっていたのだ。
 
 
そして、彼女はまた吐いた。
 
 
今度はさっきのような
大きな黒い塊では無く
黒灰色のモヤモヤした何かと
普通の嘔吐物を
吐いた印象だった。
 
 
「助けて…
 背中さすって…」
 
 
…!
また普段通りのその子の顔だ。。
 
 
それを数回繰り返している間に
まゆさんは夜間緊急病院を
見つけてくれた。
 
 
「ここから15分くらい
 かかるところなんだけど
 大丈夫?
 うちらの車に乗れる?」
 
 
「無理…乗ったら死ぬ…」
 
 
か細い声でそう言う。
 
 
「あっ…!
 そういえばうちらの車
 後ろがベッドになってるの。
 布団をその上にしいて
 寝る形だったらいける?」
 
「…それだったら大丈夫かも…
 うぅっ…」
 
 
人は具合が悪いと
ほんとうにこんなにも
脂汗というものをかくんだな。。。
彼女はもう
限界に近い状態だった。
 
 
私とまゆさんは
彼女を抱きかかえて移動し
車の後ろに寝かせた。
 
 
直前に徹くんが作ってくれた
車のベッドが
まさかこんな形で役立つなんて……!
 
もはや
ちゃぱうぉにかレスキュー隊
救急車じゃん😳!
 
 
これが
その子ひとりの時じゃなくてよかった。。
 
もしひとりだったら
心細すぎてやばかっただろうな…
 
 


 

 

ついた病院先で
彼女は車椅子で運ばれいき
緊急検査を受けた。
 
 
 
結果は
特に異常なし。
いわゆる原因不明だった。
休めば良くなるでしょう、と
点滴を打ってもらった気がする。
 
 
少しベッドで休んで
顔色はだいぶんよくなっていたけれど
まだ苦しそうな様子だった。
 
 
再びその子を車のベッドに乗せて
帰路につく。
 
疲れ切ってしまったようで
家に着いた途端
その子は眠りに落ちた。
 
 
 
ぱっちりと目の覚めてしまった
私とまゆさん。
 
 
2人で顔を見合わせる。
 
 
「ねぇ、さっき吐いてた時さ…
 般若みたいなの見えたんだよね、まゆ」
 
「えっ?!般若?!」
 
「うん。
 なんかその子の顔が
 クルッてお面みたいにまわって
 般若みたいなのが出てきて
 うわぁああって
 暴れてた感じというか…
 吐いたらまたクルッと変わって
 その子に戻るというか」
 
「それ、わかる。
 私は鬼みたいに感じた…
 なんかよくわからないけど
 その子とは別のなにか…というか
 もしくはその子の中にある
 何かなのか…?」
  
「うんうん…
 てかさ
 最初にゴミ箱に吐いたやつ…
 アレ、やばいやつだよね?」
 
「わかる!!
 なんかものっすごいどす黒くて
 禍々しい何かが出てきてたよね?」
 
「うん。
 吐いた食べ物が、とかじゃなく
 なんかよくわかんないものが出てきてた」
 
「この部屋に置いておくと
 やばそうじゃない?」
 
「ほんとそうだね
 なんかよくわかんないけど
 ひとまず外に出しておこうか…」
 
 
ゴミ箱をそっと持って
家の外に置く。
やっぱり普通ではない何かだ。
ものすごく強力なその重みに
何かをくらってしまう私。
 
 
「これ、外に置いておくだけでも
 危ない感じする。。
 部屋の空気もまだヤバい感じするし…
 どうすればいいんだろ?」
 
「う〜ん…
 よくわかんないけど
 塩とかまいてみる?
 神社とか?なんかやってるよね?」
 
 
!!!それだ!
 
 
部屋にあった塩を探し出し
とりあえず部屋や
表に出したゴミ箱にまいてみる。
 
 
「おぉおお…
 なんか空気よくなってない?」
 
「ほんとだね!
 息しやすくなったかも…」
 
「てか、塩とかまいたの
 人生で初めてなんだけど」
 
「まゆも初めてだよ!
 なんで塩まくと良くなるんだろ?」
 
「全然わかんない…」
 
 
何もわからないのに
塩をまいちゃってる自分たちに
もはや ちょっと笑えてくる。
 
 
 
「なんかめっちゃくちゃ
 疲れちゃったね」
 
「そうだね…
 昨日入れてないし
 お風呂でリセットしたいな」
 
「それナイスアイディア!
 ここのお家のお風呂は
 今はやめた方が良さそうだから
 近くの銭湯にでも行こっか」
 
 
時刻は朝の8時だった。
 
 
 
原因不明で
あんなに急に具合が悪くなるなんて
ふつうでは、ない。
 
絶対になにかが
ありそうだ…。
 
 
ていうか
一体わたしたちに
何が起こっているんだ…?
 
 
よくわかんないけど
よくわからないことが起こってる。
 
 
よくわかんないけど
そうとしか言いようがない
なにかが起こってるんだ。。。
 
 
 
これってどういうこと…?
 
 
 
連日の理解の範疇を超えた体験に
満身創痍になりながら
わたしたちは銭湯に向かうのだった。
 
 
 
…つづく。



f:id:ChiakiPhoto:20191030145557j:plain



目に見えない世界のおはなし3 〜世界に戻ってきた音楽とオラクルカード〜

泊めてもらったお礼と
一成さんのお誕生日に、と
私は写真撮影をプレゼントした。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191029203811j:plain


 
「こんな風に撮影してもらうのって初めて!」
と とっても喜んでくれた。
 
あたらしい人生を歩み始めたばかりの2人
フリーランスフォトグラファーとして
お仕事を始めたばかりの私
 
この時にしか撮れなかったであろう
柔らかさとフレッシュさがうつっている
写真が大好きだ。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191029203807j:plain



 


 

 
「千明ちゃん、写真本当にありがとう♡
 お礼に私がやってる
 ソウルプランリーディングっていうセッションを
 まゆちゃんと徹くんと千明ちゃんに
 プレゼントしたいな。
 これは出生時の名前を
 特別な計算式で割り出して
 自分がこの世界に生まれてきた目的を
 知る、っていうものなの」
 

撮影後
美樹ちゃんにサラッとそう言われ
ビックリして怯んだ。
 
 
こ、この世界に生まれてきた目的…?!
そんなもの本当にあるのか??
なんかとんでもなく大それてるし
しかも名前から割り出せるなんて
怪しすぎるぞ…。
でも、なんかすっごい気になる…
 
 
「あ、ありがとう」
 
 
次の機会にしてもらう約束をしたものの
なぜか私とはことごとくタイミングが合わず
まゆさんと徹くんのみしてもらうことになった。 
 
 
ちなみに
この時から
ずっと頭のどこかに

「生まれてきた目的
 ソウルプランセッション」
 
というものが
置いたままになっていた3年間だった。
 
それが時を超えて
自然な流れで
今回バリ島でやることになったから
やっぱり全てにタイミングがあるんだなぁ、と思う。
 
(詳しくはこちらの序章をご覧ください)

chiakiphoto.hatenablog.com


 
もし3年前にソウルプランを見てもらって
 
「あなたは
 スピリチュアルなパワーを地球におろして
 この世界にシェアする
 選ばれし役割を持った魂です」
 
なんて言われていた日には
ビビりすぎて&
怪しすぎて死んでも嫌で
 
「イミガワカリマセン。ケッコウデス。」
 
と閉店ガラガラ🚪
扉あ〜け〜て〜♬の真逆で
即・扉を閉めていたであろう。。。
3年間の葛藤と自分の体験の積み重ね
そしてひとつひとつの研究の果てに 
ようやく腑に落ちた、という次元なので
この時に事前に爆弾が落ちなくて
本当によかったな。。と思う😂笑
 
 


 
 
楽しく不思議な時間は
あっという間に過ぎ
美樹ちゃんのお家を出る直前。
とっても可愛い不思議なものが
突然目に飛び込んできた。
それはこれだった。
 


 
「美樹ちゃん、この本みたいなのなぁに??」
 
「あ、それはオラクルカードっていうんだよ〜!
 今自分に一番必要なことを教えてくださいって
 カードを引くと
 メッセージをくれるの。
 よかったらやってみて!」
 
へぇ…タロットカードみたいなものかな?
全然よくわかんないけど、引いてみよう
 
 
シャッフルして出てきたものは
 
『LISTEN TO THE MUSIC』
 

f:id:ChiakiPhoto:20191029204001j:plain

(ボケてて見にくいけど・・!)

 
「音楽は神様と繋がる崇高なもの
 音楽を聴いて進んでいこう」
 
 
みたいな内容だったと思う。


実は私は小さい頃から
ピアノや吹奏楽をやっていた。
ずーっと音楽とともに生きていた。
でも、社会人になって以来
4年ほど音楽を聴くのをやめていたのだ。
 
 
ここから、少し昔話になる。
私はもともとNGOに就職したくって
大学時代 約20ヶ国をボランティアしながら
ひとり旅していた。

f:id:ChiakiPhoto:20191029204005j:plain

f:id:ChiakiPhoto:20191029203945j:plain


 
その時「自分にNGOは向いてない」と悟り
さぁ、次は何をしよう?と思った時に
写真を仕事にしたいと思い立ったのだ。
 
 
そして意外や意外
私が海外を回って一番関心が出たことは
日本の自殺問題だった。
ちょっと変な話かもしれないけれど
 
「年間3万人が自殺する社会って
 みんなが苦しむ社会って
 どんなものなんだろう?
 皆の気持ちを理解するためにも
 社会人を経験してみよう!」
 
と、就職を決意。
大学の友人たちからは
 
「千明就職すんの?!嘘でしょ?!
 絶対海外とか放浪したり
 なんか変わった事し出すと思ってた!」
 
と言われていたのでした。
(この辺のことについては一番最初のブログにも少し書いてます✏️)

chiakiphoto.hatenablog.com


 
 
この時から
私はあれだけ大好きだった
音楽を聴くという事を
ぱったりと辞めた。
 
音楽を聴くと
映画の世界に入っていくような
別の世界に飛んでいけてしまうような
感覚になるからだ。
 
 
これから私は
 
『日本の現実』
 
に浸かってみたい。
そのために日本の音を聞きたかったんだよね。
 
 
それは電車の音であったり
誰かの生活の音であったり
ザワザワとした話し声であったり
街で自然と聞こえるBGMであったり。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191029203949j:plain

(社会人時代は奈良県に住んでおりました)

 
そういえば就職中は
一度も福岡の実家に帰らなかった。
それは
生まれ育った土地を出て
「ひとりで生きてみる」
という経験をしたかったから。
 
そして仕事を頑張って
いつか退職したその時
久しぶりに地元に帰って
自分が生活していた家に
足を踏み入れた時
どんな感覚になるか。
 
それにもの凄く興味があったんだよね。 
 
 

 


 


 
・・・話を戻そう。
そんなこんなで
大好きだった音楽を辞めていたこの4年。
今回美樹ちゃんのお家で
たまたま引いたオラクルカードが
 
『MUSIC』
 
このタイミングで
私の世界に
音楽が戻ってくるんだなぁ。
 
 
久しぶりに出逢う大好きな友達のような
新しい友達のような…。
なんとも言えない
静かなドキドキ感が
やさしくやってくる。
 
 
そうだ、車の中で音楽を流そう
ずっと大好きだったあのアーティストの曲
最近ってどんな曲が売れてるのかなぁ
 
 
この時から
音楽が流れ
私の人生は再び
自由自在に彩られ始めた。
リズムが変わった。
 
 
「オラクルカードってなんか不思議。
 とってもいい!!」
 
 
これ以来
美樹ちゃんちに行く楽しみのひとつが
『オラクルカードを引く事』
になった。笑
 
そうしてついには2017年末
CHAPAWONICA オラクルカードを
自分たちで作ってしまった🚙笑

f:id:ChiakiPhoto:20191029203954j:plain


(初お披露目の2017年末展示・CHAPAWONICA WORLD
 思いっきり怪しく占いたくてわざわざローブを買ったよね😂)
 
このカードは私たちのパワーが
めっちゃくちゃ込もっている。
自分たちの未来を
『ちゃぱうぉにカード』によって
決めることもかなりあった。

(この辺のブログに書いてます✏️
 改めて読み返しても面白いな!!)

chiakiphoto.hatenablog.com

 

f:id:ChiakiPhoto:20191029211758j:plain



実は私が今回バリ島に移住しようかな、と
自然と思ったきっかけのひとつにも
『ちゃぱうぉにカード』で
もらったヒントが関係している。
(めっちゃくちゃに面白いストーリーがあるので またゆっくり書くね😂笑)


 
この子たちに相ッッ当に助けられている。。。
最強にいいカードだな、と引くたびに思う。

(興味がある方はこちらから☝️💖
 一家にひとつ本当にオススメ)

chapawonica.theshop.jp


 

f:id:ChiakiPhoto:20191029211755j:plain

(I Love You ,CHAPAWONICARD💓この世界に爆誕してくれてありがとう!)

 
 


 
 
と、また話を戻そう。
こうして私とまゆさんは
美樹ちゃんと一成さん
そして別の場所に行く徹くんに別れを告げ
次の目的地に向かった。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191029203817j:plain

(最高の時間をありがとう♡)

 
車の中には『MUSIC』のオラクルカード通り
音楽が流れ始めた。
 

美樹ちゃんのお家に滞在中
徹くんがホームセンターで材料を買い
車にベッドを作ってくれたので
ゴロンと足を伸ばして
眠れるようにもなった。

f:id:ChiakiPhoto:20191029203958j:plain

必要に応じて どかすこともできる。
なんて便利なんだろう…!
これで夢の車中泊全国巡りライフが
楽々できちゃうっ💓 
徹くん天才すぎる、ありがとうすぎる〜〜!
 
(同じように車に快適ベッドを作りたい方
 徹さんに連絡したら
 きっと楽々作ってくれちゃいます!🤩
 災害時にもめっちゃ助かるし
 本当にオススメ。。。)
嘉向 徹 (Toru Kamuki)
 
 
私とまゆさんはゴキゲンだった。
新しい物語が始まるような予感…✨
 
 
そしてその予感通り。
新しい物語はこのあと
一瞬にして
幕を開けることになる。
 
私たちの想像できうる世界を
すべてぶっ飛ばしてしまうような
予想外すぎる展開で…。
 
 
 
つづく。

目に見えない世界のおはなし2 〜突然聞こえた植物の声〜

文章を書き始めて
本当にたくさんの方から
言葉や感想をいただけて
すっっごくありがたいです😂
 
一度も会ったことがない方
お久しぶりの方
いつも応援してくれる方
そして文章を生業としている方々からも
 
「めっちゃ面白い!楽しみにしてます!」
 
ってお言葉をいただくことが多くて
こ…光栄です😭!という気持ちに。。
 
 
世界に自分を放出するって
世界を変えることなのかもしれないね。
 
 
完璧主義なところがある私
できる限り美しく言葉に変換して
まとまってからしか出したくない!って
これまでやってきた。
 
身体にアトピーっていう症状が出て
ある意味においてわかりやすく
不完全な私が際立って以来
 
「もう誤字脱字あっても
 文章が多少変でもええわ!
 とりあえず出てくるままに
 出してあげよう」
 
と切り替えた。
おかげさまで
結構さら〜っと文を綴れていて
ありがたい😂
 
いまはお返事を全部返すパワーがないのですが
本当に一件一件ありがたく受け取って
心の中で会話しておりますので
なにかを受け取ってくれたら嬉しいです♡
 
 
ということで、ここから本編↓
 
 


 


 
 
そうこうして到着した宮城県
いろんな人に出逢って
新鮮な感動を味わいながら
楽しい時間を過ごした。
 

 

f:id:ChiakiPhoto:20191027230709j:plain

気仙沼でのすみかさんとの出逢い✨この時のエピソードもめっちゃ面白かったからまた珍獣日記に書きたい😂)

f:id:ChiakiPhoto:20191027230706j:plain

(私たちのGodれいこさん。会ったこともないibayaメンバー全員を突然仙台旅行に招待してくれたことがきっかけで宮城にたくさんのご縁ができた!これも面白すぎるエピソードがあるからまた書きたい😂 そしてその時開いてくれた芋煮会イベントで私と美樹ちゃんは出逢う。れいこさんは私たちの運命を大きく動かしてくれたビッグラブ神様。。ありがとうございます。。)




 
そして宮城で一番最後の目的地についた。
それは
 
奥山 美樹 (Miki Okuyama)ちゃんのお家』
 
先日バリ島に私を連れて行ってくれた
あの美樹ちゃんだ。

f:id:ChiakiPhoto:20191027230449j:plain

(バリ島でセッション中に涙する美樹ちゃん。美しい)



美樹ちゃんと会うのはこれが3回目だった。
1回目は宮城でのibayaのイベント『芋煮会
 
彼女はパートナーの一成さんと2人で
たまたま!そのイベントに遊びに来てくれた。
(確かibayaのことは全然知らないけど、前日にイベントを見つけて直感で来てくれた、って感じだった)
 
2人はなんだか他の人とは違う
独特のオーラを放っていた。
人が多くてイベント中は
ほとんど話すことはできなかったんだけれど
その存在がとても印象に残った。
 
 
2回目は徹くんが拠点とする佐渡ヶ島

f:id:ChiakiPhoto:20191027230057j:plain


駅伝大会でメンバーが足りず
ネット上で募集したところ
なんと、一成さんが立候補。
宮城県から一泊二日の弾丸旅で
車と船を乗り継ぎ
駆けつけてくれたのだ。

f:id:ChiakiPhoto:20191027230114j:plain

(不思議なメンバーの寄り集まりで奇跡的に出場決定!)

f:id:ChiakiPhoto:20191027230102j:plain

(謎にイケてる徹)

 
その時に
 
「この人たち、ヤバすぎるフットワークだな…
 面白い!
 なんかすっごく好きかも…」
 
とキュンときて
 
「今度宮城県に行くことになったから
 よかったらお家に泊めてください💓」
 
とお願いしたのだった。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191027230109j:plain


 
美樹ちゃんはもともと
家庭を持ち
三人の子どもの母をしながら
地元・仙台で
スピリチュアルカウンセラーとして活動。
(イタコ、ヒーラーもやってたらしい)
 
宮城の四天王(?)と呼ばれるくらい
パワフルな力を持っていて
「まるで天使みたい・・!」
と大人気だったらしい。 

f:id:ChiakiPhoto:20191027230042j:plain
 
そんなある時
同じ業界で活動していた一成さんと出逢って
恋に落ちる。
 
たくさん悩んで葛藤して出した答えは
 
『愛する子ども3人の親権を渡した上で
 旦那さんと離婚すること』
 
 
これをきっかけに
元々の友人や
仕事仲間の方々から
いろんな声を浴びることになり
疎遠になっていったそう。
 
 
私と出逢ったのは
ちょうど離婚が成立して
一成さんと一緒に
暮らし始めたタイミングだった(と思う)
 

f:id:ChiakiPhoto:20191027231556j:plain



「私たち、友達いなくなっちゃったから
 こうやって千明ちゃんやまゆちゃんと友達になれて
 本当に嬉しい!
 仲良くしてね^^」
 
 
子どもたちと定期的に会いたいということもあり
いろいろあった地元に住み続けることを
選択した美樹ちゃん。
 
精神世界のお仕事は
もうお休みしようと思ってるの。
これからどうしようかなぁ
 
と言っていたように記憶している。
 
 
 
その当時
 
「すぴりちゅあるかうんせらーって何?」
「ヒーラーって?」
 
と何にも知らなかった私は
美樹ちゃんの話を聞いても「??」だらけ。
ただ「この人のこと、とっても好きだなぁ」ということだけは
ハッキリ感じていた。

f:id:ChiakiPhoto:20191027231740j:plain



 
今回たまたまお邪魔した日は
なんと一成さんのお誕生日。
 
一成さんと美樹ちゃんが出かけている間に
色々と準備してサプライズしよう!ということになり
私とまゆさんは2人で部屋を飾りつけしていた。

f:id:ChiakiPhoto:20191027230047j:plain



美樹ちゃんたちのお家は
とてもセンス良くインテリアが散りばめられている。
観葉植物もたくさんあって
まるで神社のような清々しい空気感だった。

f:id:ChiakiPhoto:20191027230052j:plain

(この絶妙なセンス!たまらん💓)

 
 
そして運命の瞬間
まゆさんがオーナメントを手に持って
木に向かって ふと こう話しかけた時
 
 
それは起こった
 
 
 
 
「ねぇ、これ飾ってもいい?」
 
 
 
 
………ポコッ
ポコポコッ
 
 
 
?!
 
 
 
ち・ま『『えっ?!いいよ、って言った?!』』
 
 
 
私とまゆさんは見事にハモった。
 
 
ち「えっ?!き、聞こえた?」
 
ま「…聞こえた」
 
ち「いま 『いいよ』って言ったよね?!この木!!!」
 
 
 
 
?!?!?!?!
 
 
 
ち「えっ、どういうこと?!
  木って喋れるの?!」
 
ま「知らない…
  でも、ポコポコッて…
  いいよ、って言ったよね」
 
 
普段から花や自然を愛でている人からしたら
「あったりまえじゃん!植物も生きてるんだから!」
って感じかもしれない。
 
逆に「木が喋るわけねぇよ、オカルトか!」って思う人もいるかもしれない。
 
 
でも、これまで植物と話すなんて
発想になかった私たちが
いきなり2人揃って
ハッキリと同じタイミング
同じ音で「いいよ」という響きを聞いたのだ。
謎すぎて「?」だらけである。
どういうこと?!
 
 
その後美樹ちゃんと一成さんが帰宅し
サプライズは大成功✨
 

f:id:ChiakiPhoto:20191027230005j:plain


 
「ねぇねぇ、さっき2人で植物の声聞いたんだよ!」
 
と興奮しながら話すと美樹ちゃんは
 
「そっかぁ。
 私たち、本当に大事に植物と生きているからね。
 ここの家にいる子たちは
 きっと想いが伝わりやすいと思う!
 実はどんな植物とも普通にお話しできるんだよ」
 
とニコッと教えてくれた。
 
 
う…うっそぉ…???
そんな世界観あるの???
にわかに信じられない…
 
 
でも、確かに聞こえた。
 
 
怪しい。
急に木と話せるなんて
あっやしすぎる。
 
いくら騙されやすい私でも
そんなこと…。
 
うーん…。
この世には
私の知らない世界が
たっっくさんあるのか…?!
もう深く考えても何もワカリマセン😂

 
 
その日の夜
4人でいろんなことを話して
不思議な気持ちで眠りについた。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191027230010j:plain


 
 
この出来事を境に
謎の扉が開いてしまうなんて
 
そしてそれを
知らせる衝撃の出来事が
すぐ目の前に迫っているなんて
知る由もなかったー 
 
 
・・・つづく。


f:id:ChiakiPhoto:20191027230033j:plain



目に見えない世界のおはなし1 〜不思議な始まりの虹〜

序章はこちらから↓

chiakiphoto.hatenablog.com




あれは2016年3月のことだった。
必然ともいえる奇跡的な展開で
世界にぶるるっ♡と生まれた
アーティストチームCHAPAWONICA
(ちゃぱうぉにか)
 
メンバーは
人間離れした発想とパワーを持つ
ハッピーレインボーペインター
MAYUCHAPAWONICA(まゆちゃぱうぉにか)

chapawonica.hatenablog.com

 

 

f:id:ChiakiPhoto:20171004171637j:plain




そして
フリーフォトグラファーとして
道を歩み始めたばかりのわたし
Chiaki

www.chiakiphoto.net



 
何をするかは一切決まっていなかった
ただ、直感で結成したこのグループ
免許を取り立てなわたしが買ったばかりの青い車
CHAPAWONICAR(ちゃぱうぉにかー)
これに2人で乗って
全国・全世界をまわって
超絶面白い未来を見にいこう!
それが、なんなのかはわかんないけど!
 
そんなノリだった。
私たちが誕生したあの日
たしかに、世界はプルルッ♡と可愛く震えた。
 
(ibayaの坂爪圭吾さんがその日のことを
 少しブログに綴ってくれているよ💕)

ibaya.hatenablog.com

 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175206j:plain



f:id:ChiakiPhoto:20191023175201j:plain

(ペイントしたよ💓)


ちなみに 
ここに至るまでの物語の数々は
多ッッ大なるエネルギーを必要とするので
また時が満ちたら書きたいと思う✏️
 
 
***
 
Ex.徹くんとの出逢い、婚約、それを結婚直前で取りやめた話
  自分と向き合い鬱になり生命の危機に瀕した話
  佐渡ヶ島での厳しすぎる修行の日々(珍獣すぎVer.)
  お金に関するトライの数々
  所持金0円になるべく出かけた海外1年旅
  徹くんとの初めての海外旅で打ちのめされて死んだ話
  すべての願望は叶ってしまうと知った話
  スリランカでとんでもない目にあって精神・身体的に死にかけた話(神様はいる。)
  その時に得たお金に関する衝撃の気づき
  緊急帰国して触れた 親の偉大すぎる愛の話
  心身ともにバランスを崩しアトピーで死んだ話
  自分が逃げていたものに気づかされてしまった話
  一世一代の覚悟を持ってトライした免許取得で得た真実
  無職・無収入から直感で始めたオリジナルスマホケース販売が月100個1年間売れ続けた話(やっぱり神様はいる。)
  そこから得た自分でお仕事をするにあたって、ぜっってぇ大切な理論。
  不思議な流れでイベントをし、CHAPAWONICAを結成した話
 
 
・・・・・。
この時点の項目で濃すぎるわ。笑
でも、これらを一つ一つ放出することで
絶対に世界にとっていいことが起こる!という
謎のレーダーが立っているので
ゆっくり書きます💓
 
当面は気分がのったものから綴っていって
最終的にはnoteのブログに順番で載せて
ひとつづきの物語にしようと思ってます😉
 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175209j:plain

(買いたての車にご機嫌な私)

 
てことで、ここから本編です↓
 




 


 
 
2016年4月。
ちゃぱうぉにかーは走り出した。
 
 
初めての旅の目的地は宮城県
宮城の友人たちの家を巡りながら
撮影をしたり
お絵かきワークショップをするためだ。
 
 
免許を取り立てのわたしと
運転をするのが久しぶりなまゆさん。
サポートとして徹くんが運転手で来てくれた。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175127j:plain



…が、カクカクシカジカで
わたしと徹くんは車内で大大大喧嘩。
 
 
ち「もう徹くんなんてだいっっきらい!酷すぎるよ!!
  今すぐここで車降りてよぉおおお!!」
 
徹「あぁ、いいよ別に。
  俺は高速だろうが下道だろうが
  どこで降りたって
  ヒッチハイクでどこにでも行けるから。
  人に頼らないと生きていけない千明と違ってね!
  俺が降りた時に千明たちが無事に
  宮城につけるかはわかんないけど。」
 
 
きぃいいいいいいい😭!!!
 
 
そんな私達の激しいバトルを横目に
涼しい顔をしているまゆさん。
(ほんと放置してくれるの助かりました。。
 よく喧嘩三昧のうちらと一緒にいれてくれたわ😂)
 
 
辛すぎて刺さりすぎて涙が止まらない。
もうやだ、こんな旅やだ。
せっかくの始まりなのに
なんでこんなに最悪なの?!
 
 
泣きすぎてしゃくりあげながら
外を見た瞬間
目の前に
大きな大きな虹がかかっていた。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175137j:plain



 
ち「うわぁ、めっちゃ綺麗…!」
 
ま「わー、本当だ!
…って、ダブルレインボーじゃん!
  下にもはっきり虹が見えるね」
 
ち「すごいすごい…」
 
嬉しくなって、写メを撮る。
少し進むと、今度は反対側の空にも
まぁるいダブルレインボーが。。。
 
 
ち「えっ?!あっちにも2つ虹出てるよ!どういうこと?」
 
ま「ほんとだ!こんなの初めて」
 
 
そして少し進むと
なんと
ただの地面にも
虹がかかっていた。
嬉しそうにキラキラと輝いている。
(普通だったら虹とか出なそうな謎の位置)
 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175154j:plain


 
徹「すごいね、10分以内に
  一気に5つも虹、見てるね」
  
 
なんでこんなに悲しい気持ちだったのに
たくさん虹が見えるんだろう・・?
こんなの人生で初めてだ。
おかしい。
なにかがおかしい気がする。
 
 
 
山あいを抜けて田んぼ続きの平地に出ると
そこには最初見た大きな大きな虹のふもとが
ハッキリと見えた。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175133j:plain


 
ち「すごぉおおおおおい!
虹のふもとまで車で行きたいっっ!」
 
徹「嫌だ」
 
ち「なんで?!ここ真っ直ぐいけばいいだけじゃん!
  お願いっ、行ってみたい!
  虹のふもとにたどり着けそうなんて初めてなの!」
 
徹「…めんどくさいなぁ、どうせ見えなくなるよ」
 
ち「見えるって!行けるって!
  一生のおねがい〜〜〜!!」
 
ため息をつきながら
虹に向けて車を走らせ始める徹くん。
なんだかんだ優しい😂
 
 
ついに、ついに夢が叶う・・
虹の根っこに立てるんだ!
 
 
…と思いきや。
近づけば近づくほどに
虹は薄く、見えなくなっていく。
 
 
ま「あぁ…残念、間に合わなかったね」
 
虹があったふもとでは
ほっかむりをしたおばあちゃんが
田んぼ仕事をしていた。

広がるのは
穏やかで普通の日常。
おばあちゃんは暑そうに
少ししかめっつらをしていた。
 
 
夢、散る。
仕方なく道を引き返す。

すると
一度見えなくなった虹は
だんだんと色濃くなっていくではないか😳!
離れきった時には
また綺麗な七色が見えた。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175149j:plain



 
ち「あれっ…?!まだ虹ある」
 
徹「だから言ったじゃん。
  虹は近づいたら角度で見えなくなるんだよ。
  そうやって欲深く近づくよりも
  遠くから眺めている方が綺麗な景色が見えるの!」
 
 
そ・・・そうだったのか・・・!!
 
 
そしてその瞬間、ハッとした。
あの虹のふもとのおばあちゃんは
まさか自分から虹が出ているなんて
夢にも思っていないのでは…?!
ただ淡々と普通の日常を過ごしているだけ。
なのに遠くから見ている人は
 
「わぁ〜、虹綺麗だね!
ふもとに行ってみたいね」
 
なんて話しているのだ。
 
 
私たちも気づいていないだけで
遠くから見たら実は
『虹のふもと』に立っているのかもしれない。
 
 
この時にふと神様に
 
 
「ちゃぱうぉにかーは、虹をかける車です」
 
 
と言われた気がした。
私は小さい頃から虹が大好きで
ペンを持てばいつも紙を虹色に染めていた。
まゆさんも虹が大好きで
虹をモチーフにした絵がたくさんだった
(むしろほとんど?)
 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175218j:plain

(CHAPAWONICA結成のきっかけになったiroiro carnival
 この時も背景にはまゆさんの描いたダブルレインボーが…😳)

 
私たちがこれからいく先々には
虹がかかっていく
でも私たちはそのふもとにいるから
虹は見えない
 
 
そんな予感がした。
 

f:id:ChiakiPhoto:20191023175122j:plain

(まゆさん作・CHAPAWONICAのアイコンの絵。
 この時のエピソードがモチーフになってます🌈✨)

 
「いい?千明。
 俺の虹も近づくと見えないんだよ」
 
 
と徹くんに言われ一瞬
「てめぇこのやろう!!黙りやがれ!!」
とブチっときたけど
でも、確かにその通りかもしれない。
近くにいるとムカつきすぎて喧嘩ばかり。
「こんなやつと一緒にいたくねぇええ」
ってなっちゃうけど(笑)
離れるといつも徹くんは
キラキラ輝いて見える。
強烈に光がぶわぁっと
出ている感じがするのだ。
 
それはたしかに虹に近い・・のかもしれない。
本人に言われると腹たつけど😂😂😂
 
 
 
「祝福されてるねぇ」
 
 
だんだんと薄くなる虹を見ながら
まゆさんは言った。

 

こうして私たちは無事に
目的地・宮城県にたどり着いたのだった。
これからまさか
あんな事が起こるなんて
思いもせずに…
 
 
 
つづく。


f:id:ChiakiPhoto:20191023175213j:plain

(アプリに激ハマりして大爆笑してた日々。)